[書評]脳のしくみとユーザー体験
この記事は、ryokatsu Advent Calendar 2021の15日目の記事です。
脳のしくみとユーザー体験を読みました。
ユーザーリサーチの初心者としておすすめの本という評判だったので購入。シックスマインドと呼ばれる脳の6つの認知プロセスからユーザーの体験を探りデザインしていこうという内容です。
シックスマインド
視野、関心/空間認識/言語/記憶/意思決定/感情の6つの観点でユーザーが本当に考えていることを掘り下げていく。それぞれについては以下書籍内の図を参照します、
感想
具体的なユースケースを辿りながらシックスマインドを意識してユーザー体験を設計していく内容になっているので、体系的にユーザーリサーチが学べたかなと思います。個人的には、本のタイトルにある「脳のしくみ」を見た時脳科学的な話しもあるかなと期待していたのですが、特にそういう訳ではありませんでした。
書籍の中で、ユーザーインタビューが終わるとやりきった感が出てしまいそのままにしがちで、ちゃんとデータとして残すことが大事だと言っておりその通りだなと思ったのと、プロトタイプは粗い方がフィードバックを得やすいというのが知見になった。あえて白黒とかにすると更にいいとのこと。