コンテナ物語を読んだ

2021-09-26

コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

何故読んだか

息子が、電車好きで貨物列車の種類などを調べていて、そもそも貨物ってどんなルートで運ぶのだろうか?という疑問がガントリークレーンやコンテナについても調べている中でこの本の存在を知った。帯にビル・ゲイツ推薦と書いてあるし面白そうだったので読んでみた。

箱が世界の経済を変える(あらすじ)

副題にもある「世界を変えたのは「箱」の発明だった」の通りでただの箱が、物流業界を大きく変えてしまった様子を歴史を辿って読んでいくもの。

トラック輸送業者だったマルコム・マクリーンという一人の男が「海に船を出して運送すれば、陸路の渋滞は解消される」と思い行動して実行して最終的には、コンテナを運送会社の経営者までになる。マクリーンは「トラック運転手ではなくもっと経営のこと考える仕事をする方が良い」と自分のキャリアプランをしっかり考えることができる人物だ。海路で運送する場合、当時は輸送費、人件費がエライ高いことが問題だった。この問題を解決したのはコンテナだった。

感想

WEBの業界で働いていると、WEBって凄いイノベーションだなとか世界を変えたものだと思っていたけど、WEBができるよりも前にこんな凄いイノベーションがあったんだ!と感動した。

ただの箱(コンテナ)が海運業のみならず、世界の流通までも変えてしまう過程を歴史的に知れたのは面白かった。コンテナが世界の物流を変えるまでには導入するまでには規格化、組合とのバトル(コンテナが導入されることで職が失われる)など様々な問題があった。最終的には導入されて今では当たり前のようにコンテナが使われている。コンテナが導入されたことで輸送費、人件費の削減が行われ、港には自動でコンテナを運ぶクレーンが導入された。AIによるクレーンも導入されてきており、更に人件費が削減できるいうことらしく、エンジニア職がNo-Codeの発達によってエンジニア自身が、手を動かすことがなくなってくるのではという説と近いなと感じた。

最終的にマクレーンも破産してしまうのだが、優れた経営者も読み間違いをしてしまうんだなと思った。後で色々レビューとか見返すと「ビジネスを成功させるための良書」みたいな言葉があったが破産しているので成功法を学べる本ではないかなと思った。

モノやヒトの歴史を辿ることで、様々な苦悩やアイデアがあって今ここまで来たんだなということを改めて思い返すことができるとてもいい本。


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