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思考の整理学を今改めて読んだ


思考の整理学

多分大学生の時の一回読んでいるはずなんだけど全く内容覚えていないので再読した。

何で再読?

最近色々考えることがあって上手く頭の整理が出来ていない時があったので、整理するヒントないかなと思って探していたら見つけた。

思考の整理学とは?

外山 滋比古(とやま しげひこ)先生によるエッセイ集。「東大、京大で一番読まれた本」という触れ込みで有名。

グライダー

冒頭の「グライダー」という章で「日本の学校教育は自分の力で飛ぶことのできないグライダーな人間ばかりを育ててきた。」と語っている。 つまり学校の授業(高校まで)は、先生がただ教科書どおりに授業を遂行して生徒は言われた通りにノートを取りテストをして成績が出ると言った受け身なやり方になってしまっていると著者は言っている。

これはその通りというかよく言われていることなので、特に感想はないが気になったのは「東大、京大で一番読まれた本」となっているがこれ中学や高校の教科書に載せるというか必読書にしてもいいのではと思った。 今の学校教育はどうなっているか分からないなので少しはマシになっていると思うけど、少なくても自分が学生の時は受け身なことが多かった。「グライダーではなく自力で飛べる飛行機にならなくてはいけない」とこの本で書かれている。 まさにその通り。 

どんな内容?

ざっくり言うとなにかを勉強したり考えたりする時にどうすれば効率がいいか頭がクリアになるかのテクニックが何個か紹介されている。

  • 朝食は食べない。午前中に仕事を片付ける。ブランチを取る
  • 寝ることは大事(物理的にもそうだし、アイデアを寝かせることも大事)
  • 一個に集中しすぎると効率悪いから違うことをやる。
  • インプットするのはいいが興味のないものとかは脳から捨てることも大事
  • とにかく書く

上記が要点になると思う。

朝起きて昼までの間に何も食べないで仕事をすると捗る。ブランチをしっかり食べた後にちゃんと布団で寝て目覚めるともう1回朝起きた時と同じ状態を作ることができるので二度集中できると著者が言っていてなるほど。と思った。 自分も朝食べないでブランチを取るが、その後軽い昼寝はするけどガッツリ寝ることはしないので新鮮だった。書籍では何時間寝てるとかまでは書いていなかったけどちょっとやってみたさはある。

捨てるというのも共感できる。ダラダラTwitter見るのも辞めようと思った。

感想

正直古い書籍ということもあり、飛ばし飛ばし読んだ。

何か個人的に新しいことを学んだとは言えないが、改めて意識していこうと言う気持ちにはなった。人間の脳に記憶できることはあまり多くないはないので、積極的に忘れることが重要だなと感じた。

忘れるというのは一時違う場所に情報を退避させる意味なので、ノートなり何かに移しておいていつでも情報を引っ張り出せる状態を作って置くのが大事だなと感じた。自分はNotionで情報を管理しているけど たまには物理ノートに書き出してみるのもいいのかもしれない。