【書評】Teem Geek

2020-05-05

積ん読状態だったので読んだ。

少し古めの本ではあるが、今でも内容的に刺さる部分が多かった。

Googleのエンジニアが実践しているギークなチームとして、日々開発しているときに注意していることが書かれている。

HRT

この言葉は前の前の職場で聴いたことがあったけど意味は良く分かっていなかった。

HRTとは謙虚(Humility)、尊敬(Respect)、信頼(Trust)の頭文字を取ったもの。この本が一番訴えたいHRT精神である。

次のような一節があった。

あらゆる人間関係の衝突は、謙虚・尊敬・信頼の欠如によるものだ

なるほど確かにそうだと思った。それぞれ以下のような説明をしていた。

謙虚(Humility)

自分が常に絶対に正しいわけでもない。常に自分を改善しよう。

尊敬(Respect)

一緒に働く人のことを心から思いやる。そしてスキルや能力に対してちゃんと評価しよう。

信頼(Trust)

自分以外の人は有能であることを信じ仕事を任せられるような状態を作ろう

当たり前のようで当たり前にできないというか、常に忘れず行動したいと改めて思った。この本は正直これだけでも十分な価値があるが読み進めていくと、具体的にどうしていくかが書かれている。

チームメンバーに対して

  • コードレビューなど非対面でのコミュニケーションでは絵文字などを使う
  • 命令ではなく提案を心がける。例えば「〜してください」ではなく「〜してはどうでしょう。」などの言い方に変える。
  • 断定しない

コードレビュー時にいつも思うことがあって

「指摘事項を修正しました。」

って言われるといつも悲しい気持ちになっていた。 自分としては指摘したつもりはなく提案をしたのに。。みたいな感情になることがあった。多分相手の尊敬が足りなかったとか コミュニケーションが若干伝わっていないとかがあるんだなとこの本を読んで改めて振り返った。

有害な人への対策

チームにとって有害な人がいた場合の対策についても書かれていた。どんな人が有害なのかというと

  • エゴが強い人
  • 完璧主義
  • 何かについて要求する人

などがある。

対策としては、これも当たり前のようだが、

  • チームの目標ミッションを決めて共有する
  • すべての情報を可能な限りオープンにする
  • マナーやルールを決める(特に非対面)

みたいなことがある。特に可能な限りオープンにするというは凄い大事なことだと思った。

例えばSlackなどがいい例で、プライベートチャンネルやDMなどは基本非推奨にするべきなのは有害な人への対策にもなる。新参者が入ったときに、 やり取りが開示されているのと開示されていないとでは、モチベーションや今後の会社での過ごし方を決めることができるので会社にとってもメリットだと思うし、 今コロナで非対面でのコミュニケーションが、当たり前になのでオープンではい社内政治が、行われている企業は生き残れないとさえ思った。

対策をしてもまだ有害だと感じるときは最終的に追い出してもいいと本の中では言っていた。

非エンジニアとの関わり方

エンジニアは自分のことだけやっていればOKという考えはあるし、自分もこの気持よくわかる。でも以下のように振る舞うと尚良い。 特に対マネージャーとかかな。

  • 大人らしく振る舞う
  • 質問をしてみる
  • 適宜報告する

-特に適宜報告はtimesチャンネル的な感じで、定期的につぶやいて「ああこいつ仕事してるな」と思わせることが大事。マイクロマネジメント回避策にもなる。

  • 自分を売り込むことも大事。
  • ときには逃げることも大事だと言っている

マネジメントの仕方

なんとなくマネージャーぽいことを初めてしまった方にどうすればいいのかも触れていた。

  • サーバントリーダーになることが重要

    • HRTの雰囲気を作り出して支援する
    • 差し入れとかをする
    • マイクロマネジメントをしない
    • チームの合意形成を全力で支援する

などが挙げられる。つまり、チームに奉仕活動をしていく。

特にマイクロマネジメントだけが絶対にやらないようにする。

自分もなんちゃってリーダーとか、経験あるけど自分の価値観を押し付けても仕方がないのは分かっているし 例えチームのメンバーがサボっていてもぶっちゃけ気にしないタイプだ。

チームの指針に外れそうになったり議論が変な方向になりそうなときにそっと支える程度なことしか意識していない。自分に足りないのは、 ネガティブなフィードバックをうまい具合に伝えるやり方とかかな。

エゴをなくして、いつでもウェルカムだよという雰囲気作りがうまくできるといいチームになりそうだなと感じた。


ソースコードはこちらのリポジトリにあります。

Google Analyticsを使っています。